直前レポート『修羅場の車窓から』#3


第3回「We love the EARTH」

曲名タイトルにすると年代がバレるという話はさておき、当日まであと3週間となり海外とやり取りするメールの流量が爆発してきました。来日頂く海外イベントのサポートなどについては外部にお願いさせて頂いているのですが、希望する海外イベントに提供するセミナーブースでの「イベントプレゼン」が予想以上に盛況で、枠の調整に追われています。

海外とのメールのやり取りは主に英語なのですが、英語はコミケット準備会にとっても今回の大きなチャレンジです。NHKの『知られざる”コミケ”の世界』でも取り上げられていたように、外国語に堪能なスタッフを集めた「国際部」という部署がありますが、規模は十数人とそれほど大きくなく、事前作業が可能な人はさらに限られます。

今回は海外サークル(約30サークル)の直接申込もありましたし、各所で外国人の方への対応が増えると予想しています。そのため、通常開催の国際部メンバーは各担当に入り、周囲のスタッフと連携しながら対応します。最近は小学校で英語教育が取り入れられたり、就職活動でTOEICの点数が求められたりと、英会話や英文メールに不自由しない人が増えているはず……。いや、同じオタク同士、熱意とジェスチャーで、きっとコミュニケーションはできる!(と某共同代表も申しておりました)

一方の事前作業では、海外在住のスタッフや仕事で英語を使うスタッフなどが集まって翻訳チームを作り、可能な限り最後にネイティブ(英語を母語とする人)のスタッフによる確認を行うようにしています。こういう時、複数人での同時作業が可能な、クラウドサービスの便利さを痛感します。5年前だったら、数倍の労力がかかっていたことでしょう。

ちなみに、専門用語も多いので「用語集」を作って訳語を統一するようにしています。今回、改めて用語集を見たら「あ」の項目に「アホ毛 antenna hair」という項目を見つけました。明日からすぐ使える英単語ですので、学校やビジネスで、ぜひご活用下さい。

(事務局長)