直前レポート『修羅場の車窓から』#13


第13回「隠し球」

少し遅くなりましたが、13日の金曜日分のレポートをお届けします。カタログのステージタイムテーブルで「Coming Soon」とされていた1日目のステージ内容は、月曜日中には発表できそうです。現在最終調整中なので、もう少しお待ち下さい。シンポジウムなのですが、結構びっくりするような登壇者・内容になると思います(無駄にハードルを上げてしまっているかしら……)。

また、非公開ではありますが、国内団体・海外団体を招いて事前に行うラウンドテーブルや歓迎イベントなどの詳細も、徐々に詰まってきています。こうしたイベントは準備会の中にそこまでノウハウがないことも多く、本業での経験があるエキスパートの協力を得ながら、着々と作業を進めています。

さて、前段で述べた未発表のステージと一緒に紹介しようと思っていた、常設ステージにおける企画についてご紹介します。まず、水戸で開催された前回のスペシャルで好評だったステージの続編「幕張メッセよ! 私は帰ってきた! クリエイターズ トークライブ」を、2日目の(29日)13:30~14:30に行います。コミケットと関わりの深い3人のクリエイター、賀東昭二さん・氷川へきるさん・松智洋さんを招き、コミケットの過去と現在、業界の裏話について語り尽くして頂きます。

次に、今回のコミケットスペシャルのフィナーレとして、2日目(29日)15:00~16:00に行われるシンポジウム「オタク新世紀宣言~ファンのネットワーク構築に向けて」です。今回のテーマを発表した際(もう1年以上前ですね……)の代表ごあいさつには

アニメファンが特別な存在だった1981年、機動戦士ガンダムを作った富野由悠季監督は映画版ガンダムを見るために集まった一万五千人の聴衆に対して『アニメ新世紀宣言』を発表し、アニメが文化として認められる時代が幕を開けました。
(中略)
今回のコミケットスペシャルにおいて我々はオタク文化のファンとして、国内、海外でマンガ、アニメ、ゲームを愛する仲間たちといっしょに、『オタク新世紀宣言』とでも呼ぶべき、新しい時代への思いを語りたいと思います。

とありました。このシンポジウムの前半では、来日した海外イベント数団体に登壇頂き、日本のOTAKU文化の源流の一つであるコミケットを実際に見た感想や、自国のイベントとの違いについてお伺いします。また、事前に行われたラウンドテーブルでの議論の様子について、こちらで紹介したいと思います。そして後半では来日頂いた海外イベントが壇上に集結し、その場にいるコミケットスペシャル6~OTAKU SUMMIT 2015~の参加者と一緒に『オタク新世紀宣言』を公表し、そのまま閉会宣言になだれ込む予定です。是非、歴史の一ページの証人となって下さい。

※ 海外イベント多数登壇ということで、何が起こるか分かりません。そして時間通りに終了するのか、設営部もドキドキしながら見守っています……。

あっという間に、当日まで残り2週間を切ってしまいました。ここまで来たら怖いのは準備作業よりもインフルエンザ。楽しいスペシャルを家からTwitterで見届けることのないよう、みなさんも体調管理には十分に気をつけて下さいね。あ、ちなみにハッシュタグは#cmksp でお願いします。(ここでの告知は縁起が悪い?)

(事務局長)