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  • 直前レポート『修羅場の車窓から』#20

    3月20日(金) 第20回「Overnight Sensation」

    ※ 執筆・アップロードをためてしまい、何日のレポートだか分からなくなってきたので、頭に日付を入れました。既にお察しの方もいると思いますが第n回が3月n日のレポートということになっております。

    最後の週末を前に、春休み(懐かしい響きだ)の学生スタッフや、休暇を取った社会人スタッフが、昼間から事務所に詰めていました。ウェブサイトの更新もハイペースで続き、中夜祭の楽しみ方等の新しいコンテンツが追加されています。今回の中夜祭は豪華アーティストによるライブであると同時に、コミケット40周年を祝い、海外からの仲間を歓迎する「祭」ですから、乾杯があったり、コスプレが可能だったりします。ご時世ですので、お酒の提供に当たっては、明らかに大人に見える方でも身分証の提示をお願いしますので、忘れずに持ってきて下さい。

    さて、今回は舞台裏のお話ということで、設営・撤収についてお話しします。準備会で設営・撤収を担当するのは「設営部」という部署で、これは当日の各担当のスタッフが集まり構成されています。数十名程度の設営部メンバーだけでは設営はできませんから、参加者有志が会期前日の設営日に集まり、当日の会場を組み上げていきます(詳細はカタログでの告知や、設営部の公式Twitterアカウントをご覧下さい)。今回のスペシャルでは、設営日(27日)の12:00に「中央モール2階の展示ホール5入口前」が集合場所となっておりますので、興味ある方はぜひともご参加下さい。

    なお、今年1月に放送されたNHKのコミケット特集で、この設営過程を早回しで流していましたが、机・イスが恐ろしい早さで並べられていく様子は壮観です。準備会の様子を覗いてみたいという方は、この設営作業に参加するのが早道かもしれません。私も一般参加・サークル参加の際に設営を2年くらい経験してから、スタッフになりました。

    一方の撤収については、最終日の閉会後に行われます。こちらは各ホールに机・イスの集積所を作り、そこに机・イスを積み上げた上で、トラックに積み込んでいきます。サークルさんが自分のスペースの机・イスを集積所に持って行って頂くだけでも大変助かりますので、最終日に参加されるサークルさんはご協力をよろしくお願いします。

    ※ 今回のスペシャルでは、通常開催時に最終日18時ごろから行われる共同代表参加の「反省会」は予定しておりませんが、撤収終了時に簡単なご挨拶を行う予定です。

    今回のスペシャルは通常の設営・撤収に加え、1日目と2日目の間に会場の組み直しがあります。こちらは作業が深夜に及ぶこともあり、準備会スタッフ以外の有志は募集しませんが、大変な作業になりそうです。多数のサークルさんにお申し込み頂いたため、1日目と2日目で隔壁の位置や、机のレイアウトが変わります。このレイアウトに従い机・イスを並べ直すのですが、課題となるのは中夜祭を行う展示ホール1の設営作業です。客席部分は21:00頃に中夜祭参加者の退場が終わり次第、設営を始めることができますが、ステージ部分の設営は一体何時開始になるのやら……。いまのところタイムテーブルには、通常開催のコミケットではあまり見ない時間帯の予定が踊っています。

    個人的には設営と撤収を通じて、コミケットという「場」に魔法がかかる・解ける瞬間が見られると思っています。ビッグサイトでも幕張メッセでも、借りたばかりのホールというのはコンクリート打ちっ放し、灰色の壁と床に囲まれたただの無機質な箱です。そこに設営有志が入り、机とイスが並べられ、トラックが走り回り、スペースに梱包が積まれていくと、そこはいつの間にか参加者と表現を受けいれる「場」になっています。設営日の施錠が終わり、誰もいなくなった時間帯の会場は、借りた直後と同じ会場のはずなのに、不思議な「温度」を感じます……うまく説明できないのですが。

    逆に数時間まで人で埋め尽くされていた会場が、数時間の撤収を経てただの箱に戻り、清掃車両が走り回るのを見ると、夢から覚めたように我に返ります。我々は、場に魔法をかけているつもりで、実は場の魔法にかかっている、形式的な言い方をすれば共同幻想を見ているのかもしれません。

    コミケットという共同幻想は世界に広がるのか――今回のスペシャルのテーマを問いの形にすれば、こんな言葉になるのでしょう。

    (事務局長)

    全国の萌酒、萌え物産が登場!

    前回のコミケットスペシャルのテーマは「コミケでまちおこし」でした。今回のコミケットスペシャル6の企業エリアでは、街おこし企画として、「萌酒サミットスペシャル」と「萌えおこし物産コーナー」を行ないます。

    「萌酒サミットスペシャル」

    秋葉原で普段開催している「萌酒サミット」が「萌酒サミットスペシャル」として登場します。

    今回は、普段のイベントと異なり、選抜メンバーによる参加となります。

    それぞれ、今回のスペシャルで新商品の先行発売や限定商品販売などを行ないますので、ぜひとも行ってみてください。萌酒のパイオニアの萌酒サミットだから出来る様々な酒をご堪能あれ。

    「萌えおこし物産コーナー」

    また、同じく4ホールには、全国ご当地の萌え商品の販売を行なう「萌えおこし物産コーナー」が登場します。

    両コーナーの出展メーカーは、こちらのページにまとめています。

    萌酒は、中夜祭でも販売します。ライブのお供にもどうぞ!

    直前レポート『修羅場の車窓から』#19

    第19回「不惑」

    今週末に行われる全体での責任者直前ミーティング、部署別のミーティングなどの資料が飛び交い始めました。前回のミーティングで出た「宿題」に対し各々がどう考え、調整を行い、運用に落とし込んでいるのか。そして、新たな「課題」にどのように取り組んでいるのか。相手を信頼して背中を任せながらも、協力しながら死線を潜り抜けて行くこの空気は、イベント直前の醍醐味かもしれません。

    担当ごと・企画ごとに、また時には時系列を追いながら、懸念点を洗い出していきます。「やらなくてはいけないこと」と「やったほうがいいこと」が大量に出てくる中、残りの時間・ヒトをどのように投入していくのか、胃の痛い日々が続きます。

    さて、OTAKU EXPO(展示ホール5)内の記念すべき「コミケット40周年ブース」をご紹介します。第1回のコミックマーケット(正確には「第1回」とも銘打たれていなかったのですが……)が開催されたのは40年前の1975年12月21日、会場は虎ノ門の日本消防会館、参加サークル数はわずかに32サークル、参加者数は推定700人でした。それから39年、昨夏のコミックマーケット86の参加サークル数は約35,000サークル、参加者数は55万人と約1,000倍の規模にまで拡大しました。

    ※ Wikipediaで1975年のできごとを調べたところ「タイムボカンシリーズ放送開始」「アタック25放送開始」など、なぜか今年とつながる話題の多い年ですね。

    40周年ブースではこうしたコミケットの軌跡を年表で追います。歴史の中で繰り返された場の継続に対する危機、そしてそれをどう乗り越えてきたのか、コミケットという場がある種の奇跡の上に成り立っていることが見て取れるかと思います。

    また、40年の歴史の中で、同人文化における潮流も著しく変わってきました。カタログ表紙や企業ブースパンフレット表紙、森林保護募金ポスターの展示では、時代と共に変わりゆく技術の進化や、絵柄の変化などを感じ取ってもらえるはずです。併せて、前回のスペシャルで水戸の地元企業さんとコラボして作った商品群も展示いたします。

    続いて、サークル参加申込書セットに付属する、参加者と準備会のコミュニケーション媒体である「コミケットプレス」も、今年20周年を迎えます。わいせつ・児童ポルノ・著作権・税金……といった同人誌を取り巻く法令についての情報提供、印刷会社・出展企業・鉄道会社……といったコミケットにかかわる企業の声、そして時にはコミケットの舞台裏紹介など、様々な記事を掲載してきました。ネットの普及以降は「ぐぐれる」内容もあるは確かですが、こうした事実をコミケット視点で解釈してお伝えするという、重要な役割を果たしてきたメディアです。この20年間の同人界の流れを映す鏡になっていると思いますので、ぜひご覧下さい。

    ※ プレスの説明にやたら力が入っているのは、実は10年間くらい私がコミケットプレスの小人さんをやっていたからだったりします。今回の出張版でついにカタログに似顔絵が載ってしまいました……ちょっと嬉しいです。

    そして、サークルさんやコスプレイヤーさんの参加企画である「モザイクアート展示」です。こちらはイラストやコスプレ写真を組み合わせて、1枚の絵としております。近くで個々の画像を見るときと、少し離れて全体を見るときで全く異なる様相に驚かれるかと思います。これは当日生で見ないと迫力が伝わらないと思うので、私も楽しみです。

    最後に準備会記録班による記念映像の上映です。資料として撮影しているため、準備会スタッフ以外にはこれまであまり公開してこなかった記録映像を編集し、40周年を記念する映像となるはずです。いったいどんな中身になるのか、ドキドキしますね。

    ※ 文章からお察しの通り、19日現在制作中ですので、ドキドキもひとしおです!

    以前より告知していた鈴木心さんの写真展「Comiket Photo Gallery」(参加者のみなさんを撮影する「鈴木心写真館」は企画サークルのある展示ホール3なのでお間違いなく)もこのブースで行います。鈴木心さんならではの大群衆の切り取り方は見所バツグンだと思います。

    ということで、文章量からも分かる通り、盛りだくさんのコミケット40周年ブースに、是非とも足を運んで下さい。人間だと40歳は「不惑」ですが、コミケットという「場」はこれからも参加者のみなさんと共に変化していくはずです。それは場であるがゆえ、そこに集う参加者と表現によって変化するということであり、場として継続するために柔軟に形を変えていくということでもあります。「賢者は歴史に学ぶ」という言葉がありますが、参加者のみなさんが未来のコミケットを考える礎石となれば幸いです。

    (事務局長)

    「OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE」の楽しみ方

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    コミケットスペシャル6~OTAKU SUMMIT~中夜祭「OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE」は各アーティストが何曲かずつパフォーマンスを行ういわゆる「ライブ」ですが、普通のライブイベントではありません。
    そこで、ここではそんな「OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE」の楽しみ方をお伝えしていきたいと思います!

    >>OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE 特設サイト

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    当日券よりお得な前売券は「チケットペイ」にて好評発売中! 価格は2,500円です。

    一夜限りの特設ステージ

    入場は整理券番号順になります。開場30分前頃から列を作成しますので、国際展示場2ホール入口付近に集合してください。
    会場内はオールスタンディングです。入場しましたら、好きな場所で思う存分楽しんでください。
    周囲に迷惑をかけなければ、飛ぶオタ芸も全然OKです。サイリウムもたくさん振ってください。

    周囲に迷惑をかけているとスタッフが判断した場合、注意させていただくこともあります。

    乾杯があります!

    5年ぶりのスペシャルと世界中の OTAKU が集ったことを祝して、ステージ開幕時に乾杯を行います。
    入場時にサービスドリンクとして、アルコール(ビール等)またはソフトドリンクをお配りしますので受け取って一緒に乾杯をしてください。

    アルコールは年齢確認をさせて頂いた方にのみ提供をさせて頂きます。
    お手数ですが、年齢確認ができる身分証明書をご準備ください。
    入場前に確認など行う予定ですので、ご協力をお願いします。

    飲み過ぎないよう適度に水、ソフトドリンクを飲むようにしてください。

    また、会場内ではケータリング、萌酒の販売も行っておりますので、グルメな方もご安心して楽しめます。

    >>萌酒サミットスペシャル

    コスプレもOK!

    お祭りなのだから華々しく、というわけで、中夜祭中はコスプレのままでの参加もできちゃいます。
    ラスボスと同じ格好で参加も!? また、会場後方では撮影も可能です。記念に一枚いかがですか?

    ステージの撮影、ステージにカメラを向けての撮影はお断りします。ご注意ください。

    >>コスプレ参加

    このように、盛りだくさんの「OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE」。一夜限りのステージを一緒に楽しんで盛り上がりましょう!

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    当日券よりお得な前売券は「チケットペイ」にて好評発売中! 価格は2,500円です。

    直前レポート『修羅場の車窓から』#18

    第18回「春風」

    今週はずいぶん温かくなってきましたね、当日も温かくなると良いのですが……などと言っていると花粉症の人の恨みを買う今日このごろ。言いたいことも言えないそんな世の中じゃ(以下略)

    というわけで、一部のスタッフは花粉症に悩まされつつ、OTAKU EXPOリーフレットの校了作業や、海外イベント団体向けの「しおり」作成などを進めています。リーフレットの表紙が上がってきたので、ここで初公開したいと思います。イラストは白羽奈尾(Dmyo)さん(サークル名:Snow Ring)に描いて頂きました、素敵!

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    さて、このプログレスレポート自体がその一環なのですが、通常開催とは何もかも違うスペシャルでは「広報」が非常に大事です。無数にある企画を、どうやって抜け洩れなく公式WebサイトやTwitterで発信していくか、その進捗管理だけでもなかなか大変です。

    また、前々回の本レポートでもお伝えした通り、コミケットでは「公」とのつながり・連携を重視しています。それは、「コミケットを継続していく」ための活動でもあり、純粋に仲間を増やしたいからでもあります。こういったつながりは、様々なメディアに取り上げてもらうことにより、仲間が集う「場」をより確固たるものにしてくれます。ですから、マスメディアに取り上げてもらうための広報についても、いつも以上に考えて準備をしています。かつては「参加者がこれ以上増えると大変だから広報しない」などと言っていたコミケットですが、時代は変わるものです。

    スペシャルは広報面でも「実験」の場であったりします。コミックマーケット準備会が公式のTwitterアカウントを作ったのが2011年2月。それに先駆けてスペシャルが公式のTwitterアカウントを作ったのはスペシャルに向けた準備が佳境に差しかかった2009年11月です。水戸で開催されたCS5の当日、総本部で壁に投影されたハッシュタグ#cmkspの検索結果がものすごい勢いで流れるのを見て、リアルの場であり、高度な情報戦でもある(笑)同人誌即売会と、Twitterの相性の良さを痛感しました。なおCS6では海外向けにFacebookでの情報発信(英語のみ)を始めています。Facebookユーザの方は「いいね!」してもらえると嬉しいです。

    ※ なお、時代錯誤かもしれませんが、問い合わせは返信用封筒の同封の郵便とさせて頂いています。少し調べればわかる「カジュアルな質問」が大量に来た場合、ボランティアベースでは抜け洩れのない対応が難しく、継続が困難になってしまいます。

    ずいぶん話のマクラに紙幅を使ってしまいましたが、今日は企業関係企画のご紹介です。今回の企業ブースは当初の予想を上回り、約120コマと大変多くの企業さんの参加となりました。スペシャルに向けて新商品も用意するなど、かなり力の入った企業さんも多そうです。スペシャル公式Twitterアカウントでは各企業さんの宣伝をリツイートし、ご紹介していますので、そこを辿りつつチェックするのも良いかもです。また、飲食のケータリングも1ホール(中夜祭・2日目のみ)・3ホール・5ホール内に、合計で8店舗あります。

    今回、新たな取り組みにあたり、通常の出展以外の形でさまざまな企業さんのご協力を得ています。niconicoさんとの連携は以前に説明させて頂きましたが、それ以外にもステージへの音源の提供でJOYSOUNDさん、会場内の海外向け無料Wi-Fiサービス提供ではIIJさんのお力をお借りしました。改めて御礼を申し上げます。

    日本の観光立国化を目指して、観光庁が「訪日外国人3,000万人プログラム」(2013年は年間1,000万人超)に取り組んでいますが、同プログラムにおける調査で最も多い不満は実は「無料公衆無線LAN環境」なのです。今回のスペシャルではそんな不満を事前に解消!ということで、実験的に導入することにしました。もちろん、日本のみなさんもご利用頂けますので、積極的にご活用下さい。

    新しい取り組みに際し、連携先がじわじわ増えて行くと、こういうコラムで競合サービスの話が書けなくなってしまうかも……言いたいことも言えないそんな世の中じゃ(再び以下略)

    (事務局長)

    鈴木心インタビューPart2公開

    鈴木心写真館@コミケットスペシャル6に向けての直前企画の鈴木心インタービュー。第2回を公開しました。

    第1回では、ゲームと写真の接点を伺ったわけですが、今回、鈴木さんが写真の大きなヒントとなったと語るもうひとつのものが、懐かしや「カードダス」。最初はピンと来ないかもしれませんが、鈴木さんの説明と実際の写真を見ると、これが、なるほどーというお話です。

    直前レポート『修羅場の車窓から』#17

    第17回「キラーチューン」

    いよいよ当日まで10日となり、平日とはいえ大量のメールが飛び交います。会場との打ち合わせも細部へと進み、ゴミ箱や喫煙所の運用などに関する最終調整が行われています。警察・消防への書類提出やごあいさつも無事に終わりました。そして今回の目玉のひとつである中夜祭についても、舞台監督さんなど外部の専門家と綿密なやり取りが続きます。事務局としては全体を見渡しつつ、遅れているところがあればタスクを確認してテコ入れ……ラストスパートというにはあまりに長い全力疾走が始まりました。

    ウェブサイトには写真家の鈴木心さんへのインタビュー(全4回)の掲載を始めました。こちら読み物として非常に面白いので、ぜひご覧下さい。なんと、第1回は意外にもほぼゲームのお話です!

    さて、今回は企画サークルのご紹介です。通常のコミケットでは当選率を高めるために、サークルさんには「机とイス」という定型フォーマットしか提供できていません。これは自由な表現の場であるコミケットとしては本意ではありません。そこで、スペースの広さやレンタル資材など様々な要望に応えるのが「企画サークル」であり、スペシャルの一つの定番となっています。ゲームの筐体を持ち込んだり、鉄道模型を走らせたり、工作等の体験型の企画だったり……とまさに可能性は無限大。今回のスペシャルにおいては、企画サークルには2メートル四方を1コマとして、2日間通しで参加頂きます。(ちなみに最大のサークルさんは15コマ!)

    ※ 私も口伝でしか知らない晴海時代のCS2では、雀卓を持ち込んで4つの列を作り、上がったところから頒布したサークルがあった……というような「伝説」も数多く生まれています。

    企画サークルというのは、初期コミケットが持っていたであろう「文化祭」的な雰囲気の象徴かもしれません。こうした自由度の高い参加形態は、コミケットの参加者が急激に増加し、その規模が急激に拡大する過程で、泣く泣く切り捨ててきてしまった要素です。通常サークルと比較して、企画サークルの受け入れにはサークル配置や資材発注、設営などの様々な側面で個別対応を必要とします。しかし、コミケットの「あらゆる参加者と表現を受け入れる」という自己規定を充足するためにも、こうしたチャレンジを続けていくことが大事なのかな、と思っています。

    また、ステージ企画のご要望があったサークルさんによる、常設ステージでの企画もあります。まずは「Avalon SCA」(スペース番号P37)さんによるステージが、1日目(28日)13:00~13:15、2日目(29日)11:30~11:45の二回行われます。こちらは西欧文化のサークルさんで、西洋剣術のデモンストレーションが行われるとのこと。もう一つは1日目の15:00~16:00に行われる「SP救五有志によるチャリティーライブ」です。こちらはタイトルから分かる通り、準備会の某担当有志が企画しているライブです。カタログ原稿によれば地下アイドル・魔法少女アイドル(!?)などが出演。お楽しみに。

    そして、企画サークルの一枠ではありますが、準備会スタッフ有志による準公式企画として「コミケde縁日」(スペース番号P15)も行われます。こちら、コミケットという「ハレの日」には欠かせない「縁日」を海外からの参加者にも楽しんでもらうために、有志が立ち上がりました。過去の森林保護募金のポスターなど豪華景品も用意していますので、ぜひともご参加下さい。

    企画と言えば、スタッフの誰かが「当日、事務局長はビッグサイトから幕張メッセまでマラソンで向かい、閉会寸前に『サライ』が流れる中で会場入り」という企画を持ちかけてきましたが、なんとか阻止しました。某電波少年のヒッチハイクとか、某どうでしょうのサイコロの旅とか、ちょっとした理不尽を伴うロードムービーって、いつの時代もいいですよね。スペシャルが終わったら旅行に行くぞー!

    (事務局長)

    直前レポート『修羅場の車窓から』#16

    第16回「ヘルタースケルター」

    ヘルタースケルターを「しっちゃかめっちゃか」と訳したのは岡崎京子だと思っていたんですが、ビートルズの元盤の時点からそう訳されていたらしい……などと、トリビアに逃げる間もないくらい、しっちゃかめっちゃかです。海外イベントへの最終確認はまだまだ続いていますし、ステージ関連の演出も日々動いています。

    前回のコラムで前フリしておりましたが、月曜の午後にOTAKU EXPOのシンポジウム『俺たちのコミケがそんなに悪いイベントなわけがない~「公」の中の人がコミケとファンイベントを語る~』を発表しました。熊谷俊人千葉市長を初めとする豪華パネラーの顔ぶれはもちろん、そのプロフィールも必見です。

    熊谷市長のプロフィールに「コミケで売り子した経験」と書いてあるのを見て、本当の意味で「マンガ・アニメ等に理解のある」世代が政治の中心に登場しつつあると思いました。ともすれば、参加者自身がコミケットに参加していることを恥じらったり隠したりすることも多い中、こうして堂々とプロフィールに書ける方が、政令指定都市の市長を務めているのは心強いですね。

    今回のスペシャルが「OTAKU SUMMIT 2015」という、ややコミケットの身の丈を超えていなくもない(笑)テーマを掲げて出港したのも、コミケットという「場」を未来につなげるために海外、そして「公」との関係を強めていこうという思いがあります。

    記憶に新しい人も多いと思いますが、2012年のコミケット83では脅迫状が届き、会場・警察の強い要請に基づき、一部サークルに参加を見合わせて頂く結果となりました。これを受け、コミケットは共同代表を中心に「場の継続に向けた意志」を確認し、コミケット84発行の「コミケットマニュアル」で理念を書き改めました。ここでは、同人誌即売会同士の協力関係を強めること、省庁・アカデミアと連携を深めることなどを指針として定め、公式Webサイトにも掲載しました(英語版もあります)。こうした流れを受けてコミケット85で発表されたのが、今回のテーマです。

    「いざ」というときに一緒に戦える仲間を増やす――この方針は昔からあまり変わっていません。同人誌即売会であるコミケットに企業ブースが設置されたのも、著作権者から理解を得ることが一つの目的でした。新たにコミケットに来た人(海外イベント団体や省庁・自治体)に仲間になってもらうには、「場」のパワーをしっかりと感じてもらい、楽しんでもらいたい――個人的にスペシャルに込めている想いはその一点です。まずは参加者のみなさんに「同人誌即売会」として、より正しくは(企業ブースやコスプレも含む)「コミケット」として、圧倒的に楽しんでもらう。そんな場を目指して、しっちゃかめっちゃかですが船の舵を取っています。

    今回、スペシャルの一環として2日目(29日)「くろケット」を開催することにしたのは、同ジャンルに対する「みそぎ」でもありますが、スペシャルという場をより多くの参加者が楽しめるものにするためでした。詳細はくろケットのサイトに譲りますが、『黒バス』愛にあふれたメンバーが、プチオンリー、チラシラリー、アンソロジー発行など、様々な企画を準備しておりますので、是非ともご覧下さい。(ホール内で相互通行が可能です)

    当日が迫り、改めて痛感するのは、スタッフにとってスペシャルの準備は「普段使わない筋肉を使う」作業だということです。準備会はコミケットという巨大な場を、安定的に開催することに特化した、アスリートのように「無駄な筋肉が付いていない」組織です。

    スペシャルは場を用意するだけでなく、ステージや企画展示などを自分たちで企画し、中身を創らないといけない。スペシャルでは普段の「内輪」を超え、違う担当の人や外部の専門家と共同作業しないといけない。スペシャルにマニュアルやタスクリストはなく、ゲームの説明書に載っているワールドマップ程度の全体像を元に、自分でマッピングしていかないといけない。どれも普段使っていない筋肉を使うコトだから、長くやっている人ほど負荷がかかり、筋肉痛になることもありますが、そこには新しい筋肉がつきます。

    我々は20年間ビッグサイトに「安住」していたため、外部環境の変化に対する「筋肉」は残念ながら弱くなっています。表現規制の問題やTPP交渉などの社会情勢、そして2020年東京オリンピック・パラリンピック開催。こうした筋力強化も、「いざ」というときに備えた、大きな計画の一部なのかもしれません。

    (事務局長)

    参加サークル向け企画「ブロックシート in コミケットスペシャル6〜OTAKU SUMMIT 2015〜」

    サークル向け企画としてかつて行われていた「ブロックノート」。
    今回はそれをアレンジして「ブロックシート」として復活することになりました!
    また、ニコニコ静画ともコラボレーションが決定!
    詳細は告知ページをご覧ください。

    >>ブロックシート in コミケットスペシャル6〜OTAKU SUMMIT 2015〜

    鈴木心写真館情報&インタビューPart1公開

    C87で好評だった鈴木心写真館。今回のコミケットスペシャル6にも登場です。

    ちなみに、Webに掲載しているのはC87の時の写真ですが、最初に見たとき、いつも一緒に作業をしているスタッフの変わりようにびっくりしました。今回は9時から受け付けています。サークルの方も開場前にいかがでしょうか?

    つづいてインタビューです。本日から4回に分けて公開します。最初に担当者からWebの原稿を受け取っとき、一瞬違うインタビューかと思いました。ゲームのことを、とにかく熱く語っています。わからなそうな用語には脚注を入れてありましたが、もしかして足りないかも。