コミックマーケットの新しい挑戦
五年に一度のコミックマーケットスペシャル!
今回のテーマは『オタクサミット2015』
世界のオタクが集まる新たな祭典に挑戦します!
各国で行われている『マンガ』『アニメ』『ゲーム』のイベントを招待!
国内のオタク系企業、サークルが集まって日本のオタク文化をアピール!
たくさんのステージイベント、ここでしか見られないクールジャパンの粋が展開します!
コミックマーケット開催40周年を記念する盛大な祭典に、ぜひご参加ください!
代表ごあいさつ
コミックマーケットは、同人誌を中心としてすべての表現を受け入れる「場」です。40年前に僅か30数サークルで産声を上げてから、その開催目的は一貫して変わっていません。
少しでも多くの表現を受け入れるために拡大を続けたコミケットは、今では一開催当たり50万人以上を集める大きな場となりました。
そして年二回の通常開催に加え、我々は五年に一度コミケットSPを開催しています。常に変化と成長を目指すコミケットは、スペシャルにおいては「24時間開催」や「地方開催」等、新たな挑戦を続けてきました。前回の2010年は、水戸を舞台に「まちおこし」をテーマに廃デパートを二日間だけ復活させて開催しました。
今回は二十年ぶりの幕張メッセを舞台に、海外の様々なイベント、国内の多くのイベントや企業にご協力をお願いして『オタクサミット』を挙行することになりました。
日本のマンガやアニメは、世界に誇れる文化となり、各国に愛好者を生んでいます。その中で我々が中心として活動してきた同人誌も、多くの著作権者の皆さんに温かく見守って頂き、マンガ文化隆盛の一翼をファンの立場から担ってきました。
アニメファンが特別な存在だった1981年、機動戦士ガンダムを作った富野由悠季監督は映画版ガンダムを見るために集まった一万五千人の聴衆に対して『アニメ新世紀宣言』を発表し、アニメが文化として認められる時代が幕を開けました。
その後、マンガ、アニメファンを呼ぶ呼称としてオタクという言葉が生まれました。今ではオタクという言葉が暗いイメージを持っていたのも過去のこととなり、マンガ、アニメ、ゲーム、及びそれらをモチーフとしたコスプレなどを含め、オタクは一般社会に浸透する文化となりました。更に、インターネット等の普及もあり、世界にも日本のマンガ、アニメ、ゲームは浸透しており、オタクは日本以外でも通用する文化となりつつあります。我々は、世界の仲間たちと同じ楽しさをほぼ同時に共有することができるのです。コミケットは、これまでもオタク文化を愛する世界に散らばるファンが集まる「場」となってきましたが、こうした状況をさらに拡げていきたいと考えています。
今回のコミケットスペシャルにおいて我々はオタク文化のファンとして、国内、海外でマンガ、アニメ、ゲームを愛する仲間たちといっしょに、『オタク新世紀宣言』とでも呼ぶべき、新しい時代への思いを語りたいと思います。世界のオタクと手を結び、更にたくさんの人たちとマンガやアニメを楽しむために、皆さんもぜひ足を運んでください。きっと、新たな作品や文化に巡り会えるはずです。幕張メッセでお会いしましょう!