直前レポート『修羅場の車窓から』#22


3月22日(日) 第22回「最後の一葉」

かつて、次の週末に人類は滅亡だ――というイントロのゲームがありましたが、泣いても笑っても、次の週末に今回のスペシャルは終了します。このゲームと別のゲームのクロスオーバー本で、次の週末に人類が滅亡するけど、同人誌即売会がある――という設定の同人作品があったことを、思い出しました。仮に世界が終わるとしても、サークルさんは作品を作り続けるのだろうし、僕たちは準備の手を止めないのでしょう、たぶん。

と、センチメンタルな入りにしてしまいましたが、今期のアニメも続々最終回を迎えつつあります。最近では1クールアニメが多いので、視聴習慣ができてきたと思えば終わってしまい、寂しいですね。スペシャルに時間を投入していたので4月新番は全くチェックできていませんが、スタートダッシュが肝心なのでなんとか仕込みたいところ。

最後の週末2日目、22日(日)は前日の責任者直前集会に続き、部署別の直前集会が行われていました。全体の連絡・調整を行う事務局のメンバーが複数の会場を飛び回ったり、準備会事務所から出かけて集会に行き、また戻ってくるメンバーがいたりと、それぞれに忙しい週末となったようです。中にはこの週末を40歳の誕生日(コミケットと同い年!)迎え、集会後の打ち上げで祝われていたスタッフもいたとか。コミケットの申し子ですね。

一方、準備会事務所には共同代表と事務局メンバーの一部が集まり、当日の共同代表の動きについて最終確認を行いました。設営日に行う海外イベントとのラウンドテーブルや歓迎イベント、当日の開会式・中夜祭・シンポジウム、そしていつも直前に入る取材と、共同代表の出番が通常開催より多いため、3人それぞれのタイムテーブルを作り、役割分担してもらっています。共同代表からは「最初のあいさつくらいは英語で言いたい」という熱いリクエストもありましたので、現在もろもろ準備中です……お楽しみに。

打ち合わせの一方、事務所では様々な制作物の作業も休むことなく進んでいます。OTAKU EXPOにおける海外・国内イベントブース「World Events Exhibition」向けには、A0のイベント紹介ポスターが次々印刷されています。また、来日した海外イベント団体の方々にとって、おみやげともなる「旅のしおり」の制作も追い込み作業中。まだ入稿していないサークルさんも、諦めないで一緒にがんばりましょう。そして「コミケット40周年ブース」も英語化の最終段階に入っています。世界からの参加者にコミケット40年の歴史を感じてもらえるブースになりそうです。

長かったスペシャルの準備も、第四コーナーを回ったところでしょうか。このコラムもいよいよ最終章に突入。紹介を忘れた企画がないかなど、チェックをしています。もし、何か取り上げてほしい質問などあれば、コミケットスペシャル公式Twitterまで@ツイートを飛ばして下さい(冒頭に「直前レポート質問」と書いてもらえると分かりやすいかも)。いくつか選んで回答できればと思います。

(事務局長)