直前レポート『修羅場の車窓から』#5


第5回「ハレの日」

一昨日は、事務メンバーが幕張メッセとの打ち合わせに行ってきました。会場・準備会双方のメンバーが大幅に入れ替わっており、実質的に初めて使う会場ですから、ここに来て新しい話も色々と出てきます。会場管理の方法、入場導線の設計、警察・消防への書類提出など様々な面で勝手が違います。特に本部回りの動きについては、直前期まで息を抜くヒマが無さそうで、戦々恐々としています……。

さて、2年前に「コミケットの理念」を改訂した際、改めてコミケットは「ハレの日」でありたいという意志を明確に示しました。コミケットは「場」であるがゆえ、ある期間だけその場所に現れ、何事も無かったかのように消えていきます。そのとき・そこにしかないからこそ、この場が「特別なもの」「大切なもの」と感じられ、多くの人がそこに集うのかもしれません。理念には以下の記載があります。

コミケットはその歴史と規模ゆえに、多くの参加者にとって特別な意味を持ちます。年に2回決まった時期に、多くの仲間が集まり続ける非日常の空間―それはある種のお祭りとも言えます。

コミケットが持つこの祭祀性は、日本的な世界観における「ハレの日」に近いものなのでしょう。コミケットという場を継続していくことは、新たな表現の誕生を祝い合い、次なる創作を行う活力を養うための、終わりなき営為として捉えることもできるかもしれません。

最終回のコラムで言おうとも思っていたのですが、これを読むたびに『天地無用』の名言「お祭りってのはな、ちょいと待ってりゃ、また必ずやってくるんだぜ」を思い出します。次のお祭り――CS7がやってくるのを楽しみに思えるような「ハレの日」にしたいものです……って相当気が早いことを、第5回にして言ってしまった気が。

そして、お祭りには歌舞が付きものですので、前回のスペシャルに続き今回も「中夜祭」を開催します。CS6の中夜祭は「OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE」と題し、特設ステージでのライブを中心としたイベントです。参加者全員での乾杯から始まり、ケータリングや「萌酒」などのブース出展もあります(※)。旬なアーティスト揃いの出演者はこちらのページを参照して下さい。当日券より500円お得な前売券は、プレイガイド「チケットペイ」や直営店「コミケットサービス」等で販売中です。海外からの参加者も交えて、楽しく盛り上がりましょう!

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(事務局長)

※ ワンドリンクやケータリングでお酒を希望される方は年齢確認がありますので、生年月日を確認できる身分証等をお持ち下さい。

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