アカデミックシンポジウム


「日本発文化創造:同人文化を中心に」

日時:3月28日(土) 12:50~14:20

場所:OTAKU EXPO セミナーブース

 

同人文化をはじめとする創作活動は、日本におけるマンガ・アニメ・ゲーム文化の幅拾い裾野の一部となる一方、商業ベースとは一線を画すオルタナティブな側面も有しています。また、こうした創作活動は、国内にとどまらず、世界中の人々によっても活発に行われてもいます。

本シンポジウムでは日本発の創作活動である同人文化を中心的に扱い、日本発の文化創造の海外での展開も検討することで、その広がりと厚みを明らかにします。

こうした真面目な話の一方で、それぞれに「オタク」である各登壇者の「オタク自慢・お宝自慢」もしていただきます。

 

<パネラー>

出口弘(でぐち ひろし)

東京工業大学教授
東京工業大学大学院総合理工学研究科修了、理学博士・博士(経済学)。
福島大学助手、国際大学助教授、中央大学助教授、京都大学大学院助教授を経て現職。

専門分野:主体を含む複雑系,社会経済システム論,進化経済学.エージェントベースモデリング.コンテンツ産業論

———-
昔SF今ラノベ、漫画現役COMガロアリス、別コミ花ゆめ楽園ネムキ、電撃レジーナ小説家になろう。手塚石森水木に夏草、萩尾竹宮ささやに坂田、花郁波津水樹内田に佐藤、新子友子にTONOBelne、竹本なるしまがぁさん士郎、みた森小池田大石小山、まだまだあるけど今はここまで。

杉浦一徳(すぎうら かずのり)

慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科准教授
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了、博士(政策・メディア)
郵政省通信総合研究所、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科助手、
同大学デジタルメディアコンテンツ統合研究機構特別研究准教授を経て、現職。

専門分野:人間の活動の中で協生するデジタルコンテンツと基盤技術

———-
封印を解いたのは『ミンキーモモ』から始まる「魔女っ子」シリーズ。『パステルユーミ』でショタにも目覚め。「おたく」としてのカルマと共に現在に至る。『ポポロクロイス物語』のピエトロ王子が自分の支え.

 森川 嘉一郎 (もりかわ かいちろう)

明治大学国際日本学部准教授
早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。
桑沢デザイン研究所特任教授を経て現職。

専門分野:意匠論・現代日本文化

———-
高校時代に漫研に入り、マンガを描いたり自主制作アニメを作ったりしてました。当時はアニパロなど邪道と考えていました(遠い目)。

 吉田正高(よしだ まさたか)

東北芸術工科大学教養教育センター准教授
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。
東京大学大学院情報学環特任講師を経て現職。

専門分野:日本の近世都市文化史・コンテンツ文化史

———-
中2の時に『ボトムズ』『クリィミーマミ』、大学生の時に『セーラームーン』、大学院生の時に『カードキャプターさくら』にはまり、脱オタのチャンスを3度逃しました(泣笑)

<モデレータ>

中村仁(なかむら じん)

日本経済大学経営学部専任講師
京都大学大学院法学研究科修士課程修了、東京工業大学より博士(学術)授与。
国際連合世界食糧計画コンサルタント、東京大学大学院情報学環特任講師等を経て現職。

専門分野:クリエイティブ産業論、行政学

———-
中学生時代のロードス島戦記, ソーサリアン, メトロイドなどにはじまり、痕, ToHeartが心の作品です。現在のオススメはラブライブ!,ホリミヤ&徒然チルドレン。