「コミケットの未来・同人ソフトの未来」
日時:3月28日(土) 11:20~12:30
場所:OTAKU EXPO セミナーブース
5年前のコミケットスペシャルでも行われたこのラウンドテーブル。
その5年前では、コンテンツの未来はたぶんまだ明るくも、コミケをめぐる環境は厳しさを増しそうという結論でした。その通り、前回からは議論になった知財まわりだけでなく、表現まわりもより厳しくなってきました。21世紀の同人誌や創作物の未来を考えるに、適切な頒布や課金や支援の手段の検討と確立も必要な対応の一歩に思われます。
さて、今回もみなさんとコミケットの未来を語りつつ、音楽・ROM・ボカロ・実況等のデジタルコンテンツも見据えた、同人ソフトの未来を議論したいと思います。
いつものコミケのちょっと硬いシンポジウムではなく、ラウンドテーブル。さまざまなディスカッションが5年前同様行われる予定です。
<予定パネリスト・五十音順>
上原 哲太郎 (立命館大学教授) | 江崎 望 (デジゲー博準備会代表) |
岡田 昌浩 (広島大学准教授) | 小野 憲史 (ゲームジャーナリスト) |
小山 友介 (芝浦工業大学准教授) | 新 清士 (ゲームジャーナリスト) |
武田 寧 (ONION software代表) | 玉井 建也 (東北芸術工科大学専任講師) |
七邊 信重 (マルチメディア振興センター) | 細江 慎治 (スーパースィープ代表) |
<コーディネーター>
板垣 貴幸 (Amusement Network)
<予定ショートプレゼンテーション>
- 玉井先生:同人誌の原初と即売会の簡単な文化史
- 上原先生:デジタルジャンルの草創からしばらくに刻まれたもの
- 岡田先生:著作権とコンテンツ企業の変化の胎動と萌芽
- 小山先生:同人というくくりの経済効果の想定外の伸長
- 細江先生・武田先生:音屋としてのサウンドジャンルとM3への想い&PGとしての同人ソフトジャンルと同ソ系即売会への想い
- 小野先生・七邊先生:TLGS東京ロケテゲームショウから見た同人ソフトの現在とデジタルコンテンツ開発者
- 新先生・江崎先生:デジゲー博から見た同人ソフトの未来と同人ソフトサークル
- 司会板垣:より厳しさを増す創作環境から21世紀そしてTPP時代のひとつの考え方
<協力>
コンテンツ文化史学会 http://www.contentshistory.
デジゲー博準備会 http://digigame-expo.org/